にごり水のろ過・蒸留
にごり水のろ過・蒸留
にごり水のろ過
準備するもの
- 空き缶かコップ
- バンダナ(ふきん、シーツ、シャツなど目のつんだ布ならなんでもよい)1~2枚
- バンダナ(布)を8つ折りにし、空き缶かコップの上にのせる。布の層が厚いほど、ろ過効果が高まる。
- にごり水を少しずつ落としこむ。一気にやらず、気長にじっくり時間をかけて行うこと。受けの缶に、ろ過された水がたまる。
- 布にたまった泥を除き、この水を再び同じ手順でこすと、さらににごりがとれる。
にごり水の蒸留
●ヤカン蒸留法
準備するもの
- ヤカン
- コップ
- 受けの器(口が広めのコーヒーカップなど)
- ヤカンの注ぎ口にコップを逆さにかぶせ、その真下に受けの器を置く。
- にごり水をヤカンの1/4くらい入れて、中火で温め、沸騰させる。コップにこもった水蒸気が水滴に変わり、真下の器にしたたり落ちる。沸騰後、10分程度でコーヒーカップ1杯分の蒸留水を確保できる。
●空き缶蒸留法
準備するもの
- 空き缶 2個
- にごり水を空き缶の半分以下の量入れて、飲み口を合わせて、上下の缶を合体。
- 弱火にかけ、沸騰させる。上の缶にこもった水蒸気が、水滴になって缶の内壁につく。
- 上の缶の蒸留水を別の容器に移す。
- これをくり返す。缶が熱いので布などで覆い、くれぐれもやけどに注意。
※この方法はヤカンに比べて効率がよくないので、空き缶しかない時に限る。
参考:進士徹 『まさか!のときの生き残り塾』 p.046-047
※注意: 事故が発生した原子力発電所の周辺住民の方は、以下の場合がありますので上記の方法は御遠慮ください。
- 放射線医学総合研究所サイトより転載:放射能分野の基礎知識
「大気中の放射性物質は、地表面や建物などに沈着して、環境中にとどまることがあります。
この場合、放射性物質の沈着した飲料水や農作物を摂取することにより、放射性物質を体内に取り込む場合があります。」